40代になって肝斑治療で20万円以上払った私が、肝斑治療をなるべく安く済ませる方法をお伝えします。治療費をあまり払いたくないという人は必見です。
結論からいうと、肝斑治療を安くする方法は「まずは服薬だけ試してみる」ということ!
詳しく説明していきますね。
肝斑治療をできるだけ安くするには、まずは服薬だけ試してみる
肝斑治療は高くつきます。私の場合は6回コースで20万以上支払いました。(治療費が高くなる理由については過去記事「40代のシミ治療は肝斑のせいで治療期間も長く治療費も高くなる。その理由とおおよその金額と治療内容について」に詳しく掲載。)なるべく肝斑の治療を安くすませる方法は、服薬だけまず3か月間試してみるということです。
私は治療を受け始めてから知りましたが、まだ受けていない人で肝斑がある人はまずはこれを試してみてください。(肝斑があると他の種類のシミの治療ができないので、一番最初に改善する必要があります。)
医師によると中には服薬だけでも肝斑が改善される人もいるので、まず3か月間、肝斑のお薬を服用してみるといいと思います。なぜ3か月かというと、私もクリニックで言われましたが「効果が表れるまでに最低3か月間かかる」からです。
あと、美容皮膚科医の西川礼華先生※2(この時点ではSBC湘南美容クリニックに在籍)が、肝斑について「美容内服セットが一番コスパがいい」、「飲み薬は万能」と話していました。この西川先生もまずは「3か月飲むこと」を強調していました。レーザー治療が向いていない日常的に日焼けをする人にも美白内服セット(トラネキサム酸・シナール・ハイチオール等)を勧めるそうです。SBCは別治療で通っているので、勧誘もなく不要な施術はしないという方針のところなのでおすすめできます。
PR 湘南美容クリニック
なので、肝斑と言われたら、「まずは3か月服薬だけ試してみたい」と伝えるのも手です。それでもよくならなければ、ピコトーニングなどのマシンによる治療を受けるといいのではないかと思います。いくらか改善されていれば、マシン系や薬剤導入系の治療も回数が少なくてすむので、予算が厳しい場合は服薬をまず3か月根気よく続けてみてください。
肝斑のお薬の内容:トラネキサム酸は必須
私が処方されている肝斑の薬は3種類で、この3つは他のクリニックでも処方されると思います。肝斑の基本セットといったところです。私は現在、東京のエトワールレジーナクリニックで処方されていますが、10年前に品川スキンケアクリニックに通っていた時もこの3点セットを処方されました。
肝斑セット
①トラネキサム酸250 mg×3回/1日(肝斑には必ずトラネキサム酸を使います。)
②シナール錠(1錠にアスコルビン酸200mg、パントテン酸カルシウム3mg)×3回/1日 ←ビタミンCのことです。
③ユベラ(ビタミンE)50 mg×3回/1日
先ほどお話した西川先生のクリニックはトラネキサム酸は倍の1500mg処方するそうですが、私のクリニックは750mgです。
あと、肝斑は自費診療になるので、残念ながら保険は適用されません!「シミ、肝斑、保険適用」とネット検索されているようですが、命に係わる症状ではないので自費診療になります。
薬の値段ですが、美容クリニックだと、例えば、戸越皮膚科クリニックの例ですが、美白セット(トラネキサム酸+シナール )30日分を¥3,750(税込み¥4,125)(2023年時点)で処方しています(これにはビタミンEは入っていませんが)。この値段であればとっても良心的だと思います。ただ、自由診療なので同じ薬でも値段はピンキリです。薬だけの値段をホームページに載せていないクリニックも多いので比較が難しいです。
クリニックに行かずに買えるもので私が選ぶとしたら製薬会社の第一三共が販売している「トランシーノII」です。1か月2千円くらいと安く、トラネキサム酸がクリニックの処方と同じ用量が入っています。トランシーノIIに関しては、連続して服用できるのは2か月です。これは、2か月で効果がでるというデータに基づいています。(2か月以上飲みたいときは、2か月開けてから再開してくださいとのことです)。
トランシーノの成 分〔4錠/日〕
トラネキサム酸 750mg←クリニックと同量のトラネキサム酸!
L-システイン 240mg
アスコルビン酸(ビタミンC) 300mg←量は少ないが入っている
ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 6mg
パントテン酸カルシウム 24mg
ビタミンEは入っていませんが、追加したければドラッグストアのビタミンEで全然大丈夫です。医師によると、医療用のビタミンC(シナール錠)もE(ユベラ)も効果はドラッグストアのビタミン剤と変わらないそうです。ビタミン剤に関しては絶対医療用じゃなきゃダメというわけではありません。中にはユベラより海外のビタミンEのサプリを患者さんに処方している先生(「うつ消しごはんータンパク質と鉄をたっぷり摂れば心と体はみるみる軽くなる」の著者、藤川徳美先生)もいるくらいなので。
とにかくトラネキサム酸が同量入っていところが大事です!!!!!
(サプリと医薬品は何が違うかといえば、薬剤の成分の含有量の多さです。でもトランシーノはトラネキサム酸が医薬品と同量入っています。)
トラネキサム酸の効果
「トラネキサム酸は女性ホルモンに直接影響するのではなく、メラニンをつくり出すメラノサイトにはたらきかけ、色素沈着抑制効果を発揮して肝斑を改善」する効果があります(引用:「肝斑の疑問Q&A」)。
抗炎症作用もあり、肝斑が炎症性のシミなので炎症を抑えるという意味で効果を発揮します。
トラネキサム酸の長期使用は大丈夫?
トラネキサム酸には止血作用という効果もありますが、美容皮膚科医の山口華央先生によると、「血栓のない健康な人が内服していても血栓ができたり血液がドロドロになることはありません」※1とのこと。
①ピルを飲んでいる②コレステロールが高い、といった血栓症の素因がある人は飲むのを控えた方がよいとのことです。
トラネキサム酸の入っていないトランシーノもあるので間違えに注意
トランシーノにはトラネキサム酸が入っていない「トランシーノ・ホワイトCクリア」もあるので間違えて買わないように。肝斑には「トラネキサム酸」が入っているトランシーノIIと覚えてください。トランシーノIIは2か月連続した後は2か月休まないといけないのですが、その間ホワイトCクリアを飲んで日光性のシミを防御するということはできると書いてありました。
その他の成分のL-システインは「ターンオーバーを正常化」「体の代謝をサポート」「抗酸化作用」の3つの働きがあり、シミを改善する働きがあるとのことで、これも有名なシミ対策成分です。
クリニックで処方してもらいたいという方はクリニックへ相談してください。ちなみにこの記事を書いた時点で西川先生が在籍しているクリニックはSBC湘南美容クリニックです。
まとめ
まとめ
・肝斑治療をなるべく安く済ますには、まずは3か月の美白セットを服薬する
・肝斑に必須の成分はトラネキサム酸
・クリニックに行けない人は第一三共の「トランシーノII」を2か月服用してみる。
・それでも効果がなければ、レーザートーニング、ピーリング、トラネキサム酸の肌への薬剤導入の治療に進む
あと、顔をごしごしこすったりして摩擦を加えると肝斑はなかなか治りません!なので肌を触るときはやさしくさわってくださいね!
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(参考文献)
・肝斑の疑問Q&A
・※1山口華央先生You Tube【しみ・肝斑】皮膚科専門医が教えるトラネキサム酸
・西川礼華先生You Tube
・※2西川礼華先生You Tube(美白内服セットの威力)