シミ治療のため、ピコレーザー治療をしている美容皮膚科のエトワールレジーナクリニックでカウンセリングを受けてきました。私が行ったのは、2022年に開院したばかりの新宿院の方です(もう一つは表参道院)。
エトワールレジーナクリニックを選んだ理由
今回、シミ治療のためにエトワールレジーナクリニックを選んだ理由はこちら。
選んだ理由
・従来型レーザーより肌ダメージが少ないピコレーザーがメインの治療が受けられる
・ピコレーザーは肝斑や老人性色素班など治療法が違うシミにどちらも対応できるのと、値段はやや高いが、治療回数が少なくてすむ。
・比較的通いやすい立地。
・外科がないので施術が限られていて、施術者のスキルが分散せずに上がりやすい。
・シミ治療に強そうなイメージ。シミの種類の判断や総合してみてもらえそう。
・標準的な値段で許容範囲。
・VISIAという肌分析マシンで肌の状態を撮影してもらえる。
通院するにあたり不安になったGoogleなどの口コミ。
不安な点
・表参道院の予約が取りづらく、土日は2か月後までいっぱい
・電話予約しかできない
・カウンセリングは医療従事者でない人がする(⁉)
実際のカウンセリングはこんな感じ
まず、待合室で問診票を書くことから始まりました。
↓待合室。7人ほど座れる小さなクリニックです。(撮影許可取得済み)
肌の悩み、どこが一番気になるか、治療したい箇所の優先順位、アレルギーの有無、過去の美容皮膚科での施術、レチノールの使用の有無などを記載しました。結構細かいことを聞かれるなと思いましたが、きちんと患者の状態を把握しようとしている印象を受けました。
次にVISIA(ビジア)を使った肌の撮影をしました。ここまでが、受付スタッフさんがしてくれたことです。
↓VISIA撮影室
↓実際の撮影。モードがたくさんあります。これはシミモードのひとつ。うーん。シミがいっぱい・・・・(汗)
↓時間があるのでシワモードでもみせてもらいました。年齢の割に少ないかも!?
VISIA撮影後は、看護師さんに引き継がれ、撮影した画像を見ながら、問診票を基にどこを治療していきたいかを確認していきます。「ピコレーザーでシミ治療を受けたい」旨をお伝えしました。そして一度先生(ドクター)に報告し、その後先生の診察が始まりました。看護師さんもいっしょに同席してくれます。
↓カウンセリング室。パソコンが看護師さん用、患者さん用に1台ずつ置いてあります。
美容医療の世界ではたまに先生と看護師さんがいっていることが全然ちがっていて困ったなんていうコメントもちらほらみますが、看護師さんも診察に同席することで意見の相違が起こりづらいと思いました。
お医者さんはプライドが高くて扱いづらいと私は少し苦手意識を持っているのですが、先生(院長先生)は、語り口調がやわらかで全然緊張しませんでした。こんなに緊張しない先生も珍しいです。
診察結果ですが、私としては結構ショックな診断となりました。前までは紫外線や老化が原因の「普通のしみ(老人性色素班)」だけで治療も簡単だったのですが、今回は先生から3種類のシミを指摘されました。
①老人性色素班に加えて、②肝斑(30代~40代に多い)、③老人性疣贅(いぼのことです)が発生しているとのこと。③については「おばあちゃんの顔によくあるいぼです。」と説明を受け、美容皮膚科に6年間行っていない間にそんなものまでできていたのか~!!とかなりショックを受けました。しかも、肝斑と普通のしみが重なっていてより事態を複雑化させていました。一般的にシミ治療で一番難しいとされるのが肝斑の治療なので、ため息がでてきました。
↓白丸のところが私のシミの種類。それでもピコレーザーの治療の適用が多いですね。(ちなみに、写真を撮りたいといったら、先生が協力して資料を手で持って撮影協力してくださいました。ありがとうございました!)
先生の治療方針としては、まずは肝斑を治療。なぜなら、レーザーを当てると色素沈着が起きるから。次に、大きなシミの老人性色素班はピコレーザーでスポットでとる。最後にいぼを炭酸ガスレーザーで除去する(ダメージが一番大きいから)というものでした。
いぼも、拡大鏡で実際にモニターで見せてくれました。自分ではいぼだとは思っていなかったのですが、若干隆起していてショックでした。当初、老人性色素班の治療のみを念頭に置いていた私は、肝斑治療に頭を切り替えざるを得なくなりました。シミの種類が違うと治療法も違ってきます。今回は3種類の治療を受けないといけないので、当初の予算も当然変更する必要がでてきました。
よく美容皮膚科で高い治療を勧められるという書き込みがありますが、このケースは本当に必要な治療を勧められたケースです。
肝斑治療で私が抵抗を感じたのはピーリングでした。「クリニックの薬剤は強そうだから肌が荒れるのではないか」と心配を伝えました。先生は、強めの薬剤と弱めの薬剤があるので、弱めのものを使ってはどうかと提案してくれました。
診察の全体の印象ですが、VISIAで撮影した画像や拡大鏡を使って、肌の状態をパソコンのモニターに映し出して患者さんに説明してくれるので理解しやすいと思いました。こうした方法をとっているクリニックはここが初めてでした。今までは口頭のみの説明なので先生の説明だけに頼るしかありませんでしたが、画像をしっかり活用して患者さんの理解を促していて好印象でした。
治療メニューの決定
その後、また、看護師さんと別室にもどり、治療メニューの決定&契約に進みました。
まず肝斑を治さないとほかのシミといぼが治療できないので、肝斑パーフェクトケアプラン6回コースを受けることになりました。4回目くらいにピコレーザーでスポットで普通のしみをとりましょうと提案されて、一番目立って取りたいしみなのでこの案に賛成しました。
肝斑パーフェクトケアプランは、①ピコトーニング+②ピーリング+③プラズマ(トラネキサム酸)+④シミの内服薬がセットになったものです。肝斑治療ではもうひとつ価格の安いプランもありますが、施術回数が2回多くなるので、通院回数を減らしたい私はプラズマのついたプランにしました。
ピコトーニングとはピコレーザーの肝斑治療用のモードのことです。プラズマはNeoGenといいう別のマシンを使用しますが、プラズマ照射後は薬剤の浸透が高まります。このプラズマの性能が従来型のものより進化して効果的とのことでした。また、肝斑だけでなくて、肌のハリやキメ、ニキビにも効果があるとのことでした。
ピーリングについては最後まで難色を示した私でしたが、看護師さんに「乳酸」メインのやさしい薬剤を使うと説得され最終的に納得(受けたことのない治療に拒否反応がでるタイプなので少し抵抗してしまいました)。ちなみに、サリチル酸がたくさん入っている薬剤が強いそうです。
肝斑治療はピコトーニングだけではだめなのか?という疑問に思われるかもしれませんが、肝斑の治療に服薬は必須です。特にトラネキサム酸。他院でも必ず処方されると思います。私が嫌がっていたピーリングも皮膚のターンオーバーを促す治療で標準治療です。プラズマというあまり名前は聞きませんが、イオン導入のようにトラネキサム酸という薬剤を肌に浸透させる施術です。イオン導入自体は肝斑治療にはよくある施術ですが、プラズマという名前がつくように、イオン導入とは異なります。薬剤の浸透時間がイオン導入より効果があり、より早く結果がでるとのことでした。
このクリニックにはルメッカという最新の光治療のマシンもありますが、肝斑には使えないとの説明も受けて納得しました。以前は光治療できれいにシミが消えたので、肝斑がない人はこちらを勧められるかもしれません。
私のようにシミを何種類もこじらせていない人であれば、施術が1回で済む人もいると思います(20代のときの私がそうでした)。30代のときはYAGレーザー1回とフォトシルクプラスという光治療4回の計5回の通院できれいになりました。40代の人はいろんなシミができて今回の私のように治療が長引く人が多いかもしれません。
初回料金について
エトワールレジーナクリニックの治療費ですが、いたって標準的な値段だと思います。下の表は初回おためしで受けられる価格と通常価格です。コースで回数が多くなると1回あたりの施術料金がどんどん安くなります。これは施術の一部の料金なので詳しくはエトワールレジーナクリニック公式ホームページで確認してくださいね。
施術名と目的 | 初回料金 | 1回料金 | 6回コースの1回あたりの単価 |
ピコトーニング※( シミ・スキントーンアップ・美白・肝斑・ハリ・毛穴) | ¥8580 | ¥15000 | ¥13,500 |
プラズマ(ニキビ跡、肌のキメ・ハリ、肝斑、毛穴、ニキビ) | ¥10780 | ¥23,000 | ¥21,850 |
ピコフラクショナル※(ニキビ跡) | ¥25,080 | ¥40,000 | ¥38,000 |
ルメッカ(シミ・そばかす、毛穴、肌のキメ・ハリ、美白) | ¥16,400 | ¥32,780 | ¥20130 |
注)2022年9月現在の料金です。
※)ピコトーニングとピコフラクショナルはピコレーザーのモードの一つです。その他、ピコスポットという個々のシミを狙い撃ちするモードもあります。
クーリングオフ制度ついてしっかり説明があった
私の契約したプランですが、クーリングオフ制度が適用されます。クーリングオフ制度とは、契約した日から8日間であれば、書面で契約を解除することができる制度のことです。これについては担当してくれた看護師さんと受付の人の2人から2回しっかり説明を受けました。
しかも、驚いたのが、クーリングオフの契約解除通知書の文面のサンプルまでのっていて、それについても口頭で説明してくれたことです。メールでも対応可能とのこと。
↓クーリングオフの文面の例
こんなにしっかりクーリングオフ制度を説明してくれたクリニックは初めてです。
エトワールレジーナクリニックは、クーリングオフ制度を徹底しているので、契約後8日間は予約がとれません。
中途解約について
施術がもし合わなかったときのために、中途解約についてもしっかり聞いてきました。
解約手数料がひかれますが(5万円か残っている金額の20%の安い方)、1年以内であれば中途解約できます。これについても、受付の方からの説明も受けました。
口コミで心配になったことについて
あと、予約は電話での予約のみとなるのですが、グループ店の脱毛クリニックと比べて施術がオーダーメイドで複雑なのでネット予約は今後も導入しない予定とのことでした。電話が苦手な人にはここはデメリットかもしれません。
あとは、私の最大の心配ごとであった予約の取りづらさ(表参道院)について質問してみました。看護師さんは「そういう時期があったのは確かです。」と事実を認めてから、その解消のために新宿院を2022年6月に開院したと説明してくれまさいた。表参道院でもスタッフを増やしてキャパを増やしているとのことでした。なので、表参道院の土日は2022年9月時点で1か月半待ちくらいまでに解消されてきたとのことです。
新宿院については、開院したばかりなので予約がとりやすいと言っていました(事実、私の次の施術は11日後の土曜日)となりました。平日は、12時を除いたお昼の時間が予約が取りやすいとのことです。ただ、状況は刻々と変わっていくので、電話で聞くのがよいと思います。
まとめ
まとめ
・カウンセリングは看護師さんと先生がしっかり連携している
・VISIAで撮影した画像をつかって、わかりやすく説明してくれる
・先生は、種類の違うシミをしっかり診断してくれるし、質問しやすい
・スタッフさんの感じがよい
・クーリングオフ制度や中途解約についてしっかり説明
・新宿院は比較的予約がとりやすい
・表参道院でもスタッフ増員など予約の取りにくさ解消に努力している
・施術があうかどうか試したい人は初回お試しを1回受けられる
今回はシミについてのカウンセリングでしたが、毛穴、ニキビ、ニキビ跡、肌のキメ・ハリ・たるみ、しわ、小顔、美白にも強いクリニックです。ピコレーザーの他にも、ルメッカ(光治療)や炭酸ガスレーザー、ウルセラ機器などのマシンがあります。
なによりも、クーリングオフ制度をこんなに説明してくれたクリニックは今までにないので、安心してカウンセリングが受けられと思いました。
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